かわいくなりすぎず無表情になりすぎない、淡々としたおもしろみ
タンタン・タッチは細めのニュアンスのある線で、シンプルにデザイン化されたタッチです。
かわいくなりすぎず、テンションも一定のタッチなので、年齢に関係なく広い媒体に使用できます。そこはかとなく漂うおもしろみもあって、力の抜けたリラックスした雰囲気が特徴でしょうか。
淡々とした“大人のかわいさとおもしろみ”がテーマのタッチなので、内容も“クスッ”とちょっと笑うようなひねりを加えたり、表情に工夫をしています。
激しい表情・感情を出さず、淡々とした雰囲気を楽しむタッチなので、深刻な内容をストレートに伝える目的には合いません。目は点目なので、見ている方向は顔の方向性で表しますが、ポイント的な方向を伝えたいときは“めがね”をかけることで、細かな目の動きを表現できます。
■このイラストカットは『気をつけよう!中性脂肪』の本の本文カットです。暗く深刻にならないよう、淡々と、でもちょっとユーモラスにしました。
■『安全な食品』の本は、農薬・添加物・カロリー・期限・栄養等、気をつけた方がよいことに関して、どのようなことをしたらよいかを具体的に教えてくれる内容です。
おもしろおかしく、でも理解しやすいようなアイデアを盛り込みました。
深刻になりすぎないフラットの感じが、医療系には向いている
照林社から出版されている、看護、病気、治療の本を何冊か手がけました。具体的な症例や、つらい症状など描かなければならないことも多いので、明るすぎず暗くない、深刻になりすぎないタンタン・タッチは向いているタッチなのだと思います。
トラブルに見舞われる保険のマンガも安心して読める
こちらは損保ジャパン(旧名)の自動車整備工場向けのパンフレット用のマンガです。損保ジャパンと提携している整備工場に置いておいて、お客さんに読んでもらうためのものです。
実際にあったお話しをストーリーにしてあって、「こんな整備工場の人に頼みたい!」と思わせてくれるような内容ですので、それがうまく伝わるようマンガ化しました。