ダイソーの「懸賞まちがいさがしマガジン」ご紹介
100均ダイソーで発売されている「懸賞まちがいさがしマガジン」を2015年から制作しています。
楽しくてかわいいイラストがいっぱいの懸賞パズル雑誌で、大人もこどもも楽しめる間違い探しを中心に、イラストパズルが満載なのです。40問全ての問題にプレゼントがついていて、単純だけど奥の深さが魅力です。
なんといっても魅力なのが豪華賞品!オモチャや家電、ブランドバッグ、現金や金券なんてものもあって、間違い探しのモチベーションを上げまくっています。オーブンレンジとか炊飯器まであるんですよ!
応募したくなるプレゼントがいっぱいなわけで、自然と読者のチェックの目は厳しくなるわけですね。
「懸賞まちがいさがしマガジン」間違い探しイラストのつくり方
ざっくり、まちがいさがし作品のつくり方をお教えしましょう。
126mm×126mmのサイズのイラストを4~9くらいのエリアに分割し(解答箇所のチェックにもなる)区切り線を直線で入れます。私は、4つのエリアにすることが多いですね。
間違い箇所は10箇所つくるので、一番間違い箇所が多いエリアが解答となるわけです。では、次の間違い探しをやってみてください。やってみると、意外に難しいことがわかりますよ。
■こちらはテーマ「冒険」の問題です。
このイラストから間違い箇所を10個探して、一番間違い箇所が多かったエリアを見つけてください。
答えは、こちら!
○が4コある、左上のエリアが解答になるわけです。
正しいイラストと間違ったイラストは、レイヤーを分けてつくります。そこに、区切り線のレイヤー、解答の円のレイヤーをのせるわけです。
この作品は初期の頃のものなので、解答の丸が区切り線に乗るとゴチャゴチャして見づらいからはずしてとか、変化が微妙だとお叱りをうけそうだしとか、いろいろ考えてこのときの解答は「何かがある、ない」的なわかりやすい変化が多いですね。
約5年間、問題をつくり続けた結果、今はもうちょっと変化に富んだ問題をつくれるようになったのではと、思った私なのでした。
間違い箇所をつくる方法7パターン
上の「冒険」解答イラストを見ていただければ、何となくわかっていただけたでしょうか?
【間違いの種類7パターン】
- 色を変える
- 形を変える
- 大きさを変える(大ー小)
- 長さを変える(長ー短)
- 何かを足す(+)
- 何かを引く(−)
- 角度を変える(回転)
これらの変化を、簡単にわかるもの、わかりやす過ぎず、わからなさ過ぎず微妙なところ、見つけるのが非常に難しいところ、をうまく織り交ぜてつくるわけです。
色を変えるのも微妙過ぎると、印刷物になったときに区別がつかな過ぎたりするわけで、そこのさじ加減はなかなか難しいものがあります。
間違い箇所をつくる際の注意点は、「対(2つで1つ)のものは両方ではなく、片方だけ変えること。」両方変更すると、1カ所と数えるか2カ所と数えるかで迷っちゃうので。たとえば、目や眉、耳、靴などですね。
「難し過ぎる」という私の間違い探しをやってみよう!
そういえば、「エダりつこさんの作品にいつも苦戦しています、微妙過ぎる。」というブログを見つけてしまいました・・・。このブログを書くために自分の過去問をやってみたら、「たしかに、難しいかも・・・」
「微妙すぎる」というのも、単に楽しみのために間違い探しをやっているわけではなくて、プレゼントをゲットするために戦っている?読者からしたら、それはちょっと腹立たしいことなのかもしれませんよね。
自分のクセがわかっている私がやっても、なかなか10箇所見つからないんだからこれは難しいんだろうな、と納得して、反省した次第でございます。
やっているうちに「あまり易しすぎると面白くないだろう」という変なサービス精神がだんだん強くなってしまったわけでして、これからは“難易度1(一番やさしい)”の設定に合うよう、もうちょっと分かりやすくしたいと思ってます〜。
と、いうわけでオススメの問題をいくつか載せますので、やってみましょう!
かわいいイラストから綺麗なイラスト、面白いイラストまで揃えてみました
「まちがいさがしマガジン」のイラストは毎回テーマが提示されて、それに合ったイラストを描くのですが、どんなシーンでとかこんなタッチでとかの指示はなく、自由に自分の作品をつくるつもりで描かせてもらっています。
テーマを見て、直感的に「こんなイラストを描きたいな」と思ったものを描いているので、毎回毎回タッチも雰囲気も違った作品になっているわけです。
というわけで、かわいくて子供向けの作品から、綺麗な大人向けの作品まで、いろんな種類の作品をラインナップしてみました。
今回は、エリア関係なく「10箇所の間違いを探してみよう!」というものにしました。解答が全部当たっても、何も出ないけど暇つぶしにやってみてくださいね。
そして、問題をやった後で『解答のブログ』を見て、確かめましょう!