「占いの世界」ってご存じですか?アシェットから刊行されて2012年から350号続いたシリーズです。
こちらのお仕事に最初から最後まで関わらせていただきました。知らなかった世界が格段に広がり、とても楽しいお仕事でした。
占いの世界は広いので、いろいろなカテゴリーのお仕事をさせていただきましたが、今回ご紹介するのは「運命数の扉絵」です。
運命数って何?運命数からわかる運命と性格
「運命数」とはカバラ数秘術ともいわれ、自分の生年月日から導き出すことができる、“生まれ持った特別の数字”のことです。ソウルナンバーとも言います。
個人の生年月日を計算式に当てはめて特定の数字を導き出し、そこから性格・才能・潜在能力・運命・運勢・人生のテーマなどを知ることができ、13通りの運命と性格に分けられます。
それぞれの運命数の特徴をつかんで、人間関係を円滑にするヒントや自己分析のとっかかりを得られるらしいですよ。
そんな「運命数」のイメージを伝える扉イラストは、やはり神秘的で“この世じゃ無い感”を出したいと思ったわけです。
なので、メインを『運命を司る女神のシルエット』にして、シルエットにするとなりがちな“無機質で硬い感じ”を無くすために、背景は“有機的な流れのあるイラスト”にしました。
アールヌーボーやアールデコ的な要素を取り入れて、優雅で神秘的なイメージのイラストを目指しました。